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暑い夏に熱い甲子園。球児たちの帽子(キャップ)は熱中症予防には逆効果 !?

熱い熱い熱い 第100回全国高校野球選手権記念大会が昨日閉幕しました。

大阪桐蔭高校の選手のみなさん、
史上初2度目の春夏連覇
本当におめでとうございます。

一方、またしても東北に優勝旗を掲げることのできなかった金足農業高校の選手のみなさん、
優勝は逃しましたが、準優勝なんです。胸を張って故郷に帰って下さい。


この暑い暑い夏に、熱い熱いプレーで
全国に感動を与えてくれた高校球児たちに
感謝の気持ちを込めて拍手を送ります。


感動をありがとう。

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この熱に水を差すような記事を見つけてしまい、ガッカリでした・・・。

熱中症対策として帽子をかぶることは逆効果である
という内容で、
文科省・日本スポーツ振興センターのデータ

熱中症を予防しよう -知って防ごう熱中症-

を見て(野球の)指導者はどう思っているのか
という言葉も見受けられます。

この方の記事の内容からは、
頭髪が頭部を保護し、空冷機能を持ち合わせていることは間違いないと思います。
帽子を着用することで頭部が蒸れることは確実であり、それによって頭髪による
空冷機能も遮断されてしまうことも間違いないでしょう。

しかし、日本人の頭髪は短く縮れている割合が非常に少ないので空気の層も薄い。
汗をかくとべったりとなってしまうので空冷機能を果たさなくなる。
風でもあれば気化熱で冷却機能も果たせると思いますが、
炎天下では黒い髪の毛の日本人は熱を吸収し易くなるのではないでしょうか?

野球選手がキャップをかぶるのはルール上そうなっているからであって、
着用しなければならないのは仕方ないようですが、
直射日光から頭部を守る観点からは効果はあると思いますけどね。

しかし、キャップの色が濃紺や黒といった熱を吸収しやすい色を選択しているチームは
その役割を果たせていないともいえます。


また、文部科学省や日本スポーツ振興センターがまとめた熱中症対策の資料において
「学校の管理下における熱中症死亡事例の発生傾向 場合別・スポーツ種目別発生傾向」
のデータで野球が突出して多いのは
データが昭和50年からのものであり、
Jリーグが開幕した平成5年以降はサッカーをする子どもたちも増え、
現在では野球人口を抜いたともいわれていますが、
それ以前は野球をする子どもが圧倒的に多く、
そもそもの競技人口が圧倒的に違う

ことも関係していると思われます。

帽子が熱中症予防にならないのはこのデータが証明している
とも取れるような表現をされています。

しかし、同じ屋外スポーツでありながら、このデータの11位にランクされるアメフトが、
あれだけ重いプロテクターをまとっていて、ヘルメットまで付けているのに
11位である理由がわからなくなりませんか?

これは野球やサッカーと比較して、
アメフトの競技人口が比較にならないほど少ない

からに他なりません。

確かに帽子は頭髪による空冷装置を妨害していると思いますが、
帽子が熱中症対策には非効率だと、
このデータをもとにして述べるのは誤っています

しかも、昭和60年代くらい(いつまでとははっきりわかりませんが)までは
「休憩中に水を飲むなな」「我慢しろ」などという、
今では信じられないような精神論重視の指導により、
運動部の練習ではいつ脱水症状で倒れてもおかしくない状態にあったのです。

平成も二桁になるころには、プレーのパフォーマンスが低下することや熱中症予防の観点から
水分摂取とこまめな休憩時間の確保が一般的にも取り入れられるようになったのです。

その精神論で教えられてきた昭和の時代に、
他のスポーツと比較して野球をする子どもたちが圧倒的に多かった
ことも重なっているのだから、
野球をする子どもに熱中症で倒れる子が多い
というデータが出ても不思議ではありません。

私が小学生~中学生(昭和50~60年代)のころは、
もちろん上記の精神論で指導されてきました。
高校生のころ(平成初期)もまだこの指導が大手を振っていました。
水道水で頸部や頭を濡らすことはOKだったので、
頭や顎から流れてくる水をうまいこと飲むのは
暗黙の了解で、みなやっていました。
昭和の運動部あるあるですかね。

これらの指導方法で練習をやっていたことを今の20歳代の後輩たちに話すと
笑われてしまいますが、そうやってきたのは事実なのです。

まさか私だけではないはずです。

この事実を無視して、競技人口の格差を考慮せずに野球の指導者を批判するのは
間違っていると思います。

データで比較するのであれば、競技人口当たりの割合や、せめてここ10年のデータで
比較するべきでしょうね。


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最後に付け加えておきますと、私はこの記事(ブログ)の主にはかなり感銘を受けております。
素晴らしい活動をされていますし、考え方なども参考になることが多いです。

が、この記事だけは変だと思い書かせていただきました。


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Re: タイトルなし

>とっつぁん さん。おはようございます。
 コメントありがとうございます。

ようやく指導者も講習を受けるようなシステムも
ちょこちょこ出てきていますけど、まだまだですからね。

それまではスポ根アニメやドラマの影響か、
そのままの指導でしたからね。

精神も非常に大事な要素ですが、命あってのものですから
指導者もしっかり指導法や一次救命措置などの勉強を
してもらいたいですね。

これからもコメント宜しくお願いします。

私は学生時代、ハンドボールをやっていて、昭和の精神論で鍛えられました

顔は洗ってもいいが、水は飲むなと言われて、顔を洗ってるふりをして、飲んだりしてました

今思うと、殺人的行為ですよね

楽をしたらスポーツは強くはなりませんが、指導者もしっかりとした体の知識を得てほしいものですね
プロフィール

あびっこ

Author:あびっこ
治療家として10年。
経験や師の教えなどを基に、
健康になるための考え方や
セルフケアなどを書いて
いきます。

アビスパ福岡を中心にプロ
スポーツのことも書いて
いきます。

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